2016
12.01

電子ペーパーの変貌するデザイン

学ぶ

日本で電子ペーパーの技術が開発されたのが1969年。40年近くの歳月を経てようやく実用化とライフスタイルに馴染んでくる時代がやってきたようだ。

近年では電子書籍リーダーに「電子ペーパー」の技術が採用されており、最近ではAmazon Kindleが記憶に新しい。

白黒のモノトーンが主流だが、現在ではカラー対応している。

特徴としては、極めて低消費電力であり、表示中に電力を消費しないか、又は極小で済み、そして書き換え時の消費電力も非常に少ない。

応答速度も電気泳動方式という技術では非常に遅く動画用途には向かなかったが、電子粉流体では液晶よりも高速。

そして高い視認性があり、紙と同じように反射光を利用して表示を行うため、視野角が広く直射日光に当たっても見易く、目に対する負担が少ない。ただし暗所では別に照明が必要になる。

 

この技術を駆使して、ユーザのスタイル、シーンに合わせてデザインできる絵柄は、もし将来的に絵柄のテンプレートが発売されるようになれば、スマートフォンのケースを選ぶより簡単且つ手軽にデザインそのものを変貌させる事ができるでしょう。

 

〜SONY製電子ペーパー時計〜

DESIGN CONCEPT

さまざまな柄が投影される時計、メガネ、財布など、着せ替えとは違ったカバーを付け替えるだけではなく、そのものを変貌させる電子ペーパーの技術。まっさらなキャンバスに様々な色や模様が出現するカメレオンのようなユーザのライフスタイル、シーンに合わせて変貌する、素材そのものである。

 

2015年度グッドデザイン賞、受賞

DESIGN TOKYO大賞 2016、グランプリ受賞

 

好きな時に好きなデザインで楽しむ、柄が変わる時計。

文字盤とベルトが一枚の電子ペーパーで出来ており、服装やシーンに合わせて、時計全体の柄を変える事ができる。

 

DSC09472

 

― 電子ペーパーの技術

電子ペーパーは、薄くて、軽くて、曲げられて、待機電力がかからないため、常に柄を表示できるという特性を持っています。時計全体を 1 枚の電子ペーパーで作ることにより、フラットで薄く、スタイリッシュなボディを実現。

 

-柄を “変える”

ボタンを操作することで、文字盤とベルトの柄を変えることが出来ます。柄のデザインバリエーションは 24 通り。その日の服装や気分、シチュエーションに合わせて時計の表情を変えて楽しめる。

 

-柄が “変わる”

通常は、無地の状態です。時計を見る動作をすると、文字盤とベルトの柄が変わって時刻が浮かび上がります。時計を取り替えることなく、身に着けたままで全体の見た目が変わる、今までにない体験である。

 

 

黒

白

 

プロダクトデザイン最前線

| その1 | その2 | その3 |

© 2015 Digital Hollywood Co.,Ltd. All Rights Reserved.